第57回税理士試験財務諸表論受験記

財表受験を志したのは簿記論と同時であり、当初は簿財並行して学習することを考えていた。
しかし、簿記論の学習は進む一方、財務諸表論の学習にはなかなか手付かず、2006年5月に簿財両方とも申し込むも6月に入り財表の学習を断念、8月の本試験では無勉だった財表は棄権した。
そして、2006年12月に簿記論合格が判明してからすぐに財務諸表論の学習を開始した。

使用した教材は簿記論のときよりも多めである。
・TAC財表個別・総合問題集(全部)
・大原財表総合問題集(基礎編、応用編)
・会計法規集(第24版、中央経済社)
・ポケットテキスト財務諸表論(TAC)
・右脳で攻略!税理士試験理論集(総合法令出版)
・会計学入門(桜井久勝、日本経済新聞出版社)
・財務会計(広瀬義州、中央経済社)
・財務諸表論本試験予想問題集(中央経済社)
・過去問答案練習財務諸表論(税務経理協会)
・会計人コース定期購読
他に、学習への動機付けのために、田中宏、堀川、武田隆二の理論本を購入した。
また、純資産や社債、企業結合等の改正点補充目的で以下の簿記1級テキスト類を数点新規購入した。

ベースはTAC個別とLEC理論集であった。
TAC個別は間違えた点をその都度ポケテキで確認しながら進めた。
昨年の反省も踏まえ、6月までには全部やり終えた。
LEC理論集は原稿用紙やルーズリーフを使いながら、3回以上は各理論を書き写した。

総合問題の方は、6月になってやっと入るという切羽詰ったスケジュールとなり、大原の応用編とTACのCランクは実施できなかった。
その代わり、過去問2年分と中央経済の予想問題、並びに会計人コース臨時増刊の問題は全て解き終えた。

会計人コースは並木先生の連載及び各種付録に重点を費やした。しかし、「ハイパートレーニング財務諸表論」は説明が回りくどく、「ちなみに」を無闇に連発していて判り難かったので、最初の方しかやらなかった。会計法規集は並木先生の連載に従い読み勧めていったが、全ての会計基準を読み終えることは出来なかった。

今回は公開模試をTACと大原の双方を受験した。本試験は札幌で受験するため(夏休み期間中の東京までの旅費は6月に比べ高いため)、TAC全答練は雰囲気を掴むために東京八重洲まで受けに行った。公開模試の出来はボロボロだったが、自分を信じてやるべきことを出来るだけ仕上げるように努力したつもりだ。

本試験会場は札幌コンベンションセンターであった。300人程度入る大ホールを2つ貸しきっての会場であった。椅子などの什器も大学とは異なり綺麗で清潔であった。しかし、照明が少々暗い印象はあった。入室時間の制約も無く、隣の受験生とかの貧乏ゆすりも余りなく、受験環境は快適といえよう。

本試験受験後の感想としては、計算問題が簡単だったのには驚かされた。出題が比較的素直であり、かつ勘定科目を書かせる箇所が少なく、また定番箇所だったので、ケアレスミスは命取りだと思う。
出来はまあまあで、計算については手ごたえすら感じられた。しかし先述のとおりケアレスミスが即失点に結びつくので、どれだけ失点しているのかが想像もつかないという怖さもある。

自己採点の結果は
【TAC】 63点 14/15/34
【大原】 61点 9/18/34
【DAI-X】 57点 10/13/34
【東京CPA】58点 11/16/31

自己採点は相当甘めにし、第二問の「無形資産の仮勘定」を「ソフトウェアの仮勘定」と書いた部分は完答とした。
理論はとにかく基準書から出た。下手なテキストよりも、法規集の素読みが一番功を奏する対策と感じた。
中には馬鹿なケアレスミスをした箇所があった。第一問の穴埋めで「一致する」と書くべき箇所を「一致」とだけ書いて、まるまる失点どころか試験委員の印象を悪くしそうな気がした。

後は合格発表を待つのみである。



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